食品トレー・食品資材の物流エキスパート、エフピコ物流がGerman BionicのCray Xコネクテッド・パワースーツを配送センターへ導入

2021年11⽉2⽇、東京 – ロボティック・エクソスケルトン/パワースーツのグローバル・マーケットリーダーのGerman Bionicは、本⽇広島県福山市に本社を置くエフピコ物流株式会社と、同社に世界初のコネクテッド・パワースーツ Cray Xが導⼊されたことを発表します。多拠点・他工程でのさらなる活用を目指し、初期導入の九州配送センター(佐賀県神埼郡)を始め、同社の配送センター5拠点での活用を予定しています。

エフピコ物流でのCray X活用シーン

生鮮食料品や惣菜、弁当などに使われている食品トレー容器のナンバーワンメーカー株式会社エフピコの物流会社エフピコ物流株式会社は、全国に配置された配送センターで、35,000アイテム以上の商品の保管・在庫管理、出荷、配送を行っています。若年層労働人口の減少などロジスティクス事業を取り巻く環境の変化に対応すべく、自動ソーターシステムの導入を始め物流改善の取り組みをこれまでも進めています。

Cray Xパワースーツ導入の背景
1枚は非常に軽量な食品トレーも、配送センターでの取り扱い時には密度を高めて梱包され、20㎏近くになることもあります。また、商品の出荷に向けた作業ではベルトコンベアへの商品投入など、トラックへの搬入時のピークタイムの負荷低減が課題とされていました。こうしたセンター内での食品トレーの配送取り扱時の負担低減、生産性の向上にむけて、2021年7月よりGerman Bionicと複数拠点にわたるCray Xパワースーツの評価が実施されました。各配送センターでは複数の作業シーンでシフトをまたいでの評価を実施、更なる活用を目指し九州配送センターへの初期導入となりました。

German Bionic IOコネクテッド・プラットフォームの活用
パワースーツ活用の評価時には、German Bionic IOコネクテッド・プラットフォームを活用、郊外の高速道路のインター近くの現場での作業内容が、遠隔地からでもブラウザを介して1時間当たりのサポート総量などをデータとして確認しています。これにより、現状の作業の負担を確認するばかりではなく、パワースーツ活用の最適な作業シーンを特定でき、将来的には人員配置の最適化につなげることができるものとなります。

German Bionic Cray X導入への期待
エフピコ物流株式会社代表取締役社長の小泉 哲 氏は、「極めて近い将来、単なる人数だけでなく、人的資源の減少によって労働が選別される社会になると想定しております。その社会の変化に対応するためにも「ロボット」「システム」「機械」と「人力」が一体となる機能のモデルが必要になると考えています。機械やロボットに任せられることは任せ、人にしかできない事は人がやる。そう考え効率を追求することで、物流の安定供給を実現目指します。」と述べています。

エフピコ物流株式会社について
私たちは、食品トレーのトップメーカーである株式会社エフピコの物流会社として1979年の設立以来、生産、販売、そしてリサイクルに至るまですべての物流を循環型で実践しています。高い「品質」、安定した「供給」、効率的な物流サービスを実現するために、営業・生産などの各セクションへ物流情報を発信し、更なる事業の発展に貢献しています。

German Bionic について
Cray Xスマート・パワースーツは人の知性と機械のパワーを組み合わせ、装着者の動作をサポート/強化することで、職場での事故や筋肉の圧迫による疾病を予防します。ドイツ・アウグスブルクに本社を置き、ベルリンと東京に拠点を置くGerman Bionicは、欧州で初めてのこうしたイノベーティブな装着ロボットの量産メーカーで、ロボティック・パワースーツをロボティック・アズ・ア・サービス(RaaS)を提供する世界初の企業です。詳細については、germanbionic.com/jp/をご覧ください。

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